設計コンセプト
01.自然を感じ、生命を慈しむ講堂
全校生徒が集い、学園の精神的な中心である礼拝を、今後も引き続き行う事のできる居心地のよい講堂をつくります。毎日の礼拝では自然と向き合いながら、季節の移り変わりや生命の営みを感じ、自分自身も自然の一部であることを認識します。
02.生徒の心象風景となるふたつの庭
校舎に囲まれ友人同士で集い活動的なイベントを行う中庭と対照的な、一人静かに思索を深めることができる木々に囲まれた“静思の庭”を新たに作ります。
03.みんなを包み込む柔らかな曲面屋根
これまで親しんだフェロシップホールのたたずまいを継承し、生徒の集いの中心である中庭を囲む立面を形作ります。一方で“静思の庭”に対しては、近隣の方々に対しての新たな建物の顔がつくられます。この2つの庭をつなぐ、柔らかな曲面屋根をふわりとかけます。
04.地域に貢献する環境づくり
静思の庭に植樹された木々は生徒と共に成長し、数年後には森の中の丘の様な佇まいとなります。地域の憩いの緑となり自然環境についての教育の場となります。
phase : competition
size : 1600㎡
type : hall
collaboration : 矢吹光代建築設計事務所, CaSAassociates 一級建築士事務所